マッチングアプリで出会った大企業勤務の彼氏♡
「あっ!」
私には、素敵な彼氏のR介くんがいます。
「お待たせ~!」
彼とはマッチングアプリで知り合い、お互いの趣味が合うことから付き合うことになりました。
なんといっても彼は……。
「最近はね、僕のところは海外出張が多くて、最低でも月3で取引してるんだ!」
「へ~!すごいね!」
「いつも刺激を受けてるよ」
そう、超一流の大企業に勤めているそうだんです!
仕事もできて、尊敬もしているけれど、たまに完璧な彼と平凡な自分にギャップを感じます。
デートの別れ際にまさかすぎる遭遇?
「それじゃあ、また」
「うん!楽しかった!」
私たちが別れようとした、その時。
「あれ?R介先輩?」
彼のことを知っている人が声をかけてきました。誰?
「お疲れさまです!彼女さんとデートですか?……あっ、初めまして!後輩のM田と言います!」
「ああ!海外に行かれてるみたいで、大変ですね!」
私はすぐに彼の仕事の話をしてしまいました。
すると、M田さんは意外な反応を見せます。
「あはは!なに言ってるんですが!俺たち海外出張なんてしたことないですよ!」
「え?」
彼から聞いていたことと違う?
彼が焦り始めるのは目に見えました。
「俺たち、まだ寄るところあるから!また明日な!」
「あ、俺もしかしてまずいこと言っちゃた?」
「ちょっとR介くんどういうこと?」
私たちはその場からすぐ立ち去りました。
大企業勤務だと嘘をついていた?彼の言い訳
「ご、ごめん!後輩酔ってたみたいで……僕もびっくりしたよ~~」
「やめて、そういうことが聞きたいんじゃないよ」
私は彼から言い訳ではなく、本当のことが聞きたかったのです。
「今まで私に話していたことって全部嘘だったの?」
黙り込む彼。
「なにも言ってくれないの?」
「……」
「わかった」
私は決めました。
「一回距離おこうか私たち。今のR介くんを信用できる自信ないや……」
嘘をついていた彼氏と距離を置いて…
それから数週間後、彼から連絡がありました。
<話したいことがある>
<会えませんか?>
<わかった>
なんだろう、別れ話かな?
そして約束の日、彼とカフェで会いました。
「話ってなに?」
「ごめんなさい!」
え?絶対に別れ話だと思ってきたのに。
「K奈ちゃんに嫌われたくなくて、見栄はってあんな嘘ついたんだ。大人げないと思っている……本当にごめんなさい」
「もう…」
そんなことで、こんな嘘ついていたなんて。
「これからは嘘つかないで、本音で話してくれる?」
「約束します」
そして彼と関係修復しました。
嘘をつかれたことは悲しいですが、素直に謝って本音で話してくれたことを嬉しく思っています。